癌のステージ別生存率データ since 2019/10/1
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胃がん治療の選択肢について
~進行胃がん向けの新たな治療法も開発されています~

 がん診療連携拠点病院生存率
 がん診療連携拠点病院の胃がんの5年生存率(2006-2010年に診断)を掲載しています。
  
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 がんの治療において重要なのが病院選びです。2019年8月に国立がん研究センターは、全国のがん診療連携拠点病院における都道府県別、診療拠点別の生存率データを発表しました。
 掲載データは1,000ページ以上にも上る膨大な量であったため、情報を整理し、医療機関別・ステージ別の生存率を一般の方々にも一目で分かるように編集しました。
 患者個別に属性が異なるため、生存率の高い低いがその病院の実力度を示すものではありませんが、特にステージが進んだ方にとって、生存率の高い低いは病院を選ぶ際の重要な要素になりますので、参考指標としてご活用ください。
 ※当サイトでご紹介している医師・病院への取り次ぎやお問合せ等はお受けしておりません。また掲載している情報は変更となっている場合がありますので、診療を受けられる際は、直接病院へご確認下さい。

<胃がん治療の選択肢について>
 胃がんの治療法には、内視鏡治療、手術、薬物療法などがあり、その進行度により異なります。また、治療をした場合の胃がんの治りやすさも進行度によって違ってきますので、十分な検査により進行度を把握することがとても重要です。
 治療法は、標準治療に基づいて、患者の体の状態や年齢、希望なども含めて検討し、担当医と共に決めていきます。
 胃がんの治療法としては、手術で切除することが最も治療効果の高い治療法とされていますので、ほとんどの場合に手術が治療の選択肢に入ってきます。
 転移のない早期がんは手術だけでほぼ治癒することが分かっています。早期がんの中でも小さな粘膜癌の場合は、手術ではなく胃カメラによる内視鏡的粘膜切除でも治癒が期待できます。
 一方、ある程度以上に大きくなった進行がんの場合は、たとえ手術できれいに取りきれた場合でも再発してくることがあります。
 肝臓や肺、腹膜などへの転移、胃から離れた個所のリンパ節転移などがあり、手術で全てを切除できない場合には抗がん剤(化学療法)が治療の中心になります。
 ただし、こうした場合でも、がんによる症状が強い場合には、症状をやわらげるためにがんの切除を行うことがあります(緩和手術)。その場合でも、状態が落ち着けばその後に化学療法を行います。
 ステージ4の胃がんと診断された場合には、根治を目的とした手術は行わず、治療内容は化学療法、放射線療法、あるいはその他の症状緩和を目的とした対症療法に限られてきました。
 このことは日本胃癌学会が作成している2014年版の「胃癌治療ガイドライン」にも記載されています。しかし近年、ステージ4の患者でも場合によっては手術が有効であることがわかってきました。
 現在、ステージ4の中で腹膜転移を有する患者に対する最新治療として注目されているのが、お腹の中に直接抗がん剤を入れる「腹腔内化学療法」です。
 従来の抗がん剤は、おなかの中に入れてもすぐに血液中に吸収されてしまい、思ったほどの効果を得ることはできませんでしたが、最近の研究で、おなかの中に入れても吸収されず、高い濃度が維持される抗がん剤もあることがわかりました。
 このような治療で腹膜転移が消失するようなケースも見られるようになって来ました。「腹腔内化学療法」は先進医療に分類され、厚生労働省の先進医療会議において安全性、倫理性、有効性などを審査し、厚生労働大臣より承認された新技術で、一定の条件を満たす病院で実施されます。
 また近年、新たな治療の選択肢としての「ゲノム医療」が注目を集めています。ゲノム医療は、患者さんや腫瘍の遺伝子の異常を調べることにより、患者一人ひとりの病気の状態や体質に合った最適な薬や治療法をテーラーメイドで提供するもので、「精密医療」ともいわれています。
 ゲノム医療の実践により、病気の治療をより効果的かつ効率的に行うことができると同時に、従来の方法では治療が困難な「がん」や「難治性疾患」等に対して、新たな治療が提供できる可能性を秘めています。

 一方で最新のがん治療でも治癒しないケースがあることから、代替医療への関心も高まっています。代替医療とは、先進国で合法的に行われている通常医療(いわゆる西洋医学)に対して、それ以外の伝統医学・民間医療・自然療法など経験医療とか非通常療法などと言われる治療法です。
 代替医療の最も代表的なものである漢方薬は、がんのみならず多くの病気に用いられ、最近では、保健医療の範囲で使用できる薬も多くあります。
 これまで、がんに対する漢方治療の有用性については明らかでありませんでしたが、がん研有明病院で実際にがん患者に漢方治療を行ったところ、漢方薬ががん患者に対して驚くべき効果があることが分かりました。
 これを受け、同院では2006年4月に、総合内科の専門外来のひとつとして「漢方サポート外来」を開設しました。わが国の医療の歴史の中で、がん専門病院や大学病院の中に開設された、がんに特化した漢方専門外来はこれまでになく、同院の漢方サポート外来は、わが国初めてのがん患者のための漢方外来となりました。
 がんの治療法については、その性質や病期(ステージ)、全身の状態、年齢、合併する他の病気の有無などに加え、患者さんの希望を考慮しながら決めて行くケースが多いようです。
 多くの選択肢が存在している中、後悔の無い治療を受けるためには、主治医の先生と良くお話をされたうえで治療法を決められることをお勧めします。

(参考サイト)
ステージ゙ごとに大きく異なる胃がんの5年生存率
がん研有明病院で「がんサポート外来」を開設
がん最新医療・名医情報掲示板
胃がんの名医リスト一覧
ステージ3・ステージ4からの胃がん治療

(インフォメーション)
●各種癌への抗腫瘍効果が報告されている抗がん漢方をご存知ですか?
 手術、放射線治療、化学療法等の標準治療だけでは解決できない末期がんの治療や副作用による患者のQOL (生活の質) の低下、再発などに悩む方々から、大きな期待を寄せられている抗がん漢方薬があります。
 "世界で認められた抗ガン漢方薬"として知られる「天仙液」という漢方薬ですが、「末期がんから生還した」「延命した」「西洋医学での治療の副作用が軽減された」といった声が多数寄せられているようです。
 その裏付けとして、日本の試験機関「新薬開発研究所」の臨床試験において、最大94.1%という高い抗がん効果が立証されており、日経新聞や朝日新聞などのマスコミやインターネット等で取り上げられています。


●国立大学法人鹿児島大学と共同研究の結果生み出された「びわ茶葉」の抗がん性効果に注目!
 我が国では奈良時代からびわの葉が健康に良いと重用されてきましたが、現代においても様々な慢性疾患に対する効果が期待されており、がん患者の中にもびわ茶葉を愛用される方が数多くいらっしゃいます。こうした中、鹿児島大学と健康に関する共有特許を取得した「びわの茶葉」が発売され、人気を博しています。世界オンリーワンの商品で、1ヶ月あたり1080円と値段が安いことも、支持されている理由の一つです。詳しくは、⇒  十津川農場の『ねじめびわ茶』  
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