癌のステージ別生存率データ since 2019/10/1
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こんなに増えた乳がん治療の選択肢
~新たな治療薬が次々と開発されています~

 がん診療連携拠点病院生存率
 がん診療連携拠点病院の乳がんの5年生存率(2006-2010年に診断)を掲載しています。
  
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 がんの治療において重要なのが病院選びです。2019年8月に国立がん研究センターは、全国のがん診療連携拠点病院における都道府県別、診療拠点別の生存率データを発表しました。
 掲載データは1,000ページ以上にも上る膨大な量であったため、情報を整理し、医療機関別・ステージ別の生存率を一般の方々にも一目で分かるように編集しました。
 患者個別に属性が異なるため、生存率の高い低いがその病院の実力度を示すものではありませんが、特にステージが進んだ方にとって、生存率の高い低いは病院を選ぶ際の重要な要素になりますので、参考指標としてご活用ください。
 ※当サイトでご紹介している医師・病院への取り次ぎやお問合せ等はお受けしておりません。また掲載している情報は変更となっている場合がありますので、診療を受けられる際は、直接病院へご確認下さい。

<増える乳がん治療の選択肢>
 日本女性の11人に1人が乳がんに罹患すると言われていますが、乳がんは予後が良いこともあって治療開始後の5年生存率は90%を上回っており、80~90%は完治します。
 しかし、再発した場合は他臓器に転移したステージ4のケースがほとんどであるため、一度乳がんを発症した人は、いつ再発するか分からない恐怖、再発したら死の恐怖と共に過ごしていかなくてはいけないのが現状です。
 それでも、ホルモン治療、分子標的薬など治療法の向上は目覚ましく、2000年頃までは再発した患者の半分が1年で命を落としていましたが、現在は5年たっても半分以上の方が生存しています。
 乳がんの治療法には、主に手術(外科治療)、放射線治療、薬物療法があります。それぞれの治療を単独で行う場合と、複数の治療を組み合わせる場合があります。
 乳がんにおける薬物療法には主に3つの選択肢(抗がん剤・ホルモン剤・分子標的薬剤)がありますが、これからの薬物療法の中心は分子標的薬になりつつあります。
 分子標的薬は、がんの増殖に関わる特定の分子を、ピンポイントで狙い撃ちし、がん細胞を死滅させる新しい治療薬です。抗がん剤は、がん細胞だけでなく正常細胞にもダメージを与えますが、分子標的治療は、がん細胞だけをターゲットにしますから、副作用が比較的少ないという利点があります。
 分子標的薬の登場・進歩は、がん治療に大きな影響をもたらし、さらなる恩恵が期待できると考えられています。
 手術ができないほど進行して見つかったり、手術後に骨や肺などに転移したりした進行・再発乳がんの5年生存率は、現在のところ40%を下回っています。
 こうした患者に対して、がん細胞の増殖を止める新薬が2017年と2018年に相次いで登場しました。従来の薬と併用すると、がんが大きくならない状態で長生きすることが可能になります。
 手術、放射線治療、薬物療法が治療の3本柱ですが、進行・再発乳がんに対しては薬物療法が中心で、がん細胞の性質や進行スピード、再発した部位などを考慮して薬が選択されます。
 例えば、女性ホルモンであるエストロゲンの刺激によって増殖するタイプ(ホルモン受容体陽性)の乳がんであれば、その経路を阻害するホルモン療法剤を使います。
 新薬は「CDK4/6阻害剤」と呼ばれるタイプの飲み薬です。細胞は分裂を繰り返すことで増えていきますが、この過程で関与する酵素「CDK4」と「CDK6」の働きを抑え、がん細胞の増殖を停止させる作用を持ちます。
 その他に免疫療法もあります。
 免疫療法(広義)は、免疫本来の力を回復させてがんを治療する方法です。私たちの体は、体内で発生しているがん細胞を免疫により異物として判別し、排除しています。
 しかし、免疫が弱まった状態であったり、がん細胞が免疫から逃れる術を身につけて免疫にブレーキをかけることで免疫が弱まったりすることにより、がん細胞を異物として排除しきれないことがあります。
 免疫療法(広義)は、私たちの体の免疫を強めることにより、がん細胞を排除する治療法です。

 しかしながら、最新のがん治療でも治癒しないケースがあることから、代替医療への関心も高まっています。代替医療とは、先進国で合法的に行われている通常医療(いわゆる西洋医学)に対して、それ以外の伝統医学・民間医療・自然療法など経験医療とか非通常療法などと言われる治療法です。
 代替医療の最も代表的なものである漢方薬は、がんのみならず多くの病気に用いられ、最近では、保健医療の範囲で使用できる薬も多くあります。
 これまで、がんに対する漢方治療の有用性については明らかでありませんでしたが、がん研有明病院で実際にがん患者に漢方治療を行ったところ、漢方薬ががん患者に対して驚くべき効果があることが分かりました。
 これを受け、同院では2006年4月に、総合内科の専門外来のひとつとして「漢方サポート外来」を開設しました。わが国の医療の歴史の中で、がん専門病院や大学病院の中に開設された、がんに特化した漢方専門外来はこれまでになく、同院の漢方サポート外来は、わが国初めてのがん患者のための漢方外来となりました。
 がんの治療法については、その性質や病期(ステージ)、全身の状態、年齢、合併する他の病気の有無などに加え、患者さんの希望を考慮しながら決めて行くケースが多いようです。
 多くの選択肢が存在している中、後悔の無い治療を受けるためには、主治医の先生と良くお話をされたうえで治療法を決められることをお勧めします。

(参考サイト)
着実に改善!乳がんのステージ別生存率推移
がん研有明病院で「がんサポート外来」を開設
がん最新医療・名医情報掲示板
乳がんの名医リスト一覧
ステージ3・ステージ4からの乳がん治療

(インフォメーション)
●各種癌への抗腫瘍効果が報告されている抗がん漢方をご存知ですか?
 手術、放射線治療、化学療法等の標準治療だけでは解決できない末期がんの治療や副作用による患者のQOL (生活の質) の低下、再発などに悩む方々から、大きな期待を寄せられている抗がん漢方薬があります。
 "世界で認められた抗ガン漢方薬"として知られる「天仙液」という漢方薬ですが、「末期がんから生還した」「延命した」「西洋医学での治療の副作用が軽減された」といった声が多数寄せられているようです。
 その裏付けとして、日本の試験機関「新薬開発研究所」の臨床試験において、最大94.1%という高い抗がん効果が立証されており、日経新聞や朝日新聞などのマスコミやインターネット等で取り上げられています。


●国立大学法人鹿児島大学と共同研究の結果生み出された「びわ茶葉」の抗がん性効果に注目!
 我が国では奈良時代からびわの葉が健康に良いと重用されてきましたが、現代においても様々な慢性疾患に対する効果が期待されており、がん患者の中にもびわ茶葉を愛用される方が数多くいらっしゃいます。こうした中、鹿児島大学と健康に関する共有特許を取得した「びわの茶葉」が発売され、人気を博しています。世界オンリーワンの商品で、1ヶ月あたり1080円と値段が安いことも、支持されている理由の一つです。詳しくは、⇒  十津川農場の『ねじめびわ茶』  
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